byebye-joey’s blog

特筆するほどではない事柄

大学では往々にして,レポートを書かされます。

そのとき使用するのが,レポート用紙と呼ばれる横罫線が入ったA4用紙だと思うのですが,どうしてこれになったのか不思議です。

 

何が言いたいかというと,手書きの場合,字のサイズによってA4一枚の文章量が異なるため,A4一枚で提出しなさい,などと指定する意味がないんです。ワープロソフトなどを使用して,○○文字以内で,などと指定すれば良いのですが,まだまだ手書きでレポートを書くことが多いような気がします。

 

先日,欧米でのレポートのフォーマットを調べたところ,かなり事細かく設定されていました。前記事に書いたフォーマットは,とあるアメリカの大学におけるレポートのフォーマットだったりします。こうしたフォーマットにしておけば,A4一枚にまとめる時に字数の公平性がでて評価しやすくなります。

 

また,学生の頃から投稿論文と同じような設定で文章を書いていたりするわけで,彼等にとって論文を書くことは,それほどハードルが高くないのかな,なんて思ってしまいました。僕が初めて論文を書いたときには,投稿規定に書かれている書式設定の意味がわからず苦労したことを思い出します。

 

アメリカにおいて,大学で(学校全体として)指定する例は少ないでしょうが,おそらくどこの大学でもこういうフォーマットを指定する教員が何人かいて,皆訓練されるんだろうと思います。

 

日本では,そもそも日本語でレポートを書くわけですから,英語圏のフォーマットが未知のものになるのは仕方ないんです。でも最近は,講義を英語でやれ,などと言われる時代になってきてますから,レポートも英語で提出なんてことになるかもしれませんね。

 

将来の話は置いといて,現在手書きの場合でも,せめて字数を設定するくらいはしても良いのかな,と思います。そんなわけで,僕は400字詰め原稿用紙をレポート用紙に指定しています。何文字書いたか一目でわかりますし,マス目があるので字が読みやすくなります。助成金申請や就職活動などで,○○文字程度にまとめなさい,という指定がありますが,その時に備えた訓練になればいいなと思っていたりします。

一太郎で英語論文を。

 

一太郎2020 プラチナがあればエクセルとパワーポイントは必要なさそうですが,ワードは必要です。科研費の申請書を一太郎で開くとずれまくります。そもそも,ワードで開いてさえずれていることがあったことを思えば納得ですね。

 

もう一つ重要な書類(?)に論文があります。大抵の場合,投稿規定にフォーマットが書かれているのですが,最頻出の単語であり,かつわかりにくいのは「double space」ではないでしょうか。

ちょっとインターネットの海を漂ってみますと,日本のワードで「行間:2行」にするのはちょっとおかしいとの指摘があります。

こことか。

そんなわけでいろいろ調べて,こうしておけばいいだろうっていう設定をつくってみました。そもそも,ワードで「行間:2行」にしてすかすかの文章を投稿しても文句言われたことないから,そんなにたいしたことでも無いんだろうけど・・・。

 

一太郎にて,書式→文書スタイルで設定して下さい。

【行間】

「行数だけを指定する(Word互換)」にして25行にする。

【用紙サイズ】

雑誌社がアメリカなら「レター」に設定します。8.5×11”とかです。ミシン目の付いた連続用紙を使って印刷する奇特な人は単票設定はしないでね。アメリカ以外ならA4で良さそうです。

【マージン・余白】

マージンは上下左右どれも1インチです。一太郎では余白設定の単位をインチにできるので便利です。

【体裁】

欧文体裁:ジャスティフィケーションおよびハイフネーションは使用しない。

【行番号】

行番号を表示する場合,「全てのページを連続」にチェックして,増分を1にしておきましょう。

【ページ番号など】

ファイル - 文書スタイル - ヘッダ・フッダ で設定したほうが良い。

ヘッダー:左にRunning title,右に著者名とページ番号(%P)

マージンは0.5インチ

【フォント】

Times new romanの12pt。

【字下げ】

5半角スペース分下げる。

 

以上

もちろん投稿規定が優先されますが,規定に書かれていない部分は上記の設定にしておけば良いのではないでしょうか。

決まったら,書式→文書スタイルで登録しておけばいつでも呼び出せます。

もちろんマイクロソフトのワードでも同様のことはできますが,一太郎の方がやりやすかったです。

それでも,投稿規定で「.jtdのファイルで送っても良い」なんて文章は絶対にないのでワードで作った方がいいんですけどね。

Just Focus 4はプレゼンテーションソフトで,パワーポイント2019との互換性が高いです。

 

まず,ずれたりしません。使い方もほぼ一緒です。私は決して使いませんが,開発者ツールも使用できます。PCモニタに原稿を表示して,映写機にスライドを表示させるアレです。あと,スライドサイズを4:3に設定でき,新規作成時のサイズを4:3に固定できます。

図形を回転させるときにパワーポイントでは角度が0,90,180°とかの場合にカチッと止まりますが,Just Focusは止まりません。ちょっと困りましたが,Shiftキーを押しながら回転させると15°刻みで動くようになります。

 

前記事も踏まえて,エクセルとパワーポイントに関しては,互換性の非常に高いソフトが一太郎2020 プラチナには入っています。ただ,一太郎とワードはそもそものコンセプトが違うため,かなり使用感が違います。互換性も低いように思います。そのことはまた次回にでも。

ここはMicrosoft Office2019を使っていた私が,一太郎2020プラチナに乗り換えようとするブログです。

 

今日はエクセルとJust Calcについてです。

結論から言うと,Just Calcはほぼエクセルです。

インターフェースもほぼエクセルです。

いいの?って言うくらい同じです。

 

散布図作って検量線引く作業もまったく同じです。

標準偏差も同じだし,ヒストグラムも作れます。

t検定の数式もあります。

 

私の環境だけかもしれませんが,

エクセル2019で,セルに入力中に違うエクセルファイルを開こうとすると非常に重くなるんですが,Just Calcではすぐに開きます。当たり前だけど,よかった。

 

マクロとかは使わないので試していませんが,おそらく使えるのでしょう。

 

一番気になるのは,Just Calcにはデータ分析のアドインが無いことです。エクセルに付いている,このデータ分析アドインは,分散分析からt検定まで様々な統計処理ができます。私はt検定くらいはエクセルでやって,それ以上のことが必要になったら専用の統計処理ソフトを使うので問題ないです。が,このデータ分析アドインの分散分析を恃みにしている人もおられるでしょうから,ご注意ください。

t検定は数式(T.TEST)があるのでそれを使えばできます。

下記は例です。

配列1:変量をセル範囲で指定する
配列2:比較したい変量をセル範囲で指定する
尾部:片側確率か,両側確率かを指定する
         1:片側確率
         2:両側確率
検定の種類:検定データの種類を指定する
         1:対になっているデータのt検定
         2:2つの母集団の分散が等しい場合のt検定
         3:2つの母集団の分散が等しくない場合のt検定(ウェルチの検定)

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図. t検定数式
 

以上

上図の例ですと,値が0.9172・・・となります。これは0.05(5%)よりも大きいので,帰無仮説は否定されます。すなわち,両者に差が有るとは言えないということになります。

 

私の手元には,事務から届いた様々なエクセルファイルがあるのですが(もちろん方眼エクセルもね!),Just Calcでエクセルファイルを開いても,今のところズレがないです。

つまりJust Calcはエクセルファイルを扱えるソフトで,見た目も使用法もほぼエクセルだけどエクセルじゃないソフトウェアだってことです。そもそもこのソフトのオリジナル拡張子がないんです。保存形式はエクセルなんです。

どうして分析ツールはないんだろ・・・。

または私は如何にしてワードを止めて一太郎を愛するようになったか

 

マイクロソフトのオフィスソフトは素晴らしい。

農水省も基本的にこれを使用するくらい,素晴らしい。

 

でも高価。あとちょっと使いにくい。

よく使うワード,エクセル,パワーポイントが入っているOffice2019の価格は約38000円。これでPC2台にインストールできる。

Office365なら月額900円なので一年10800円で使用できる。ネットにつながっていればどのPCからも使用できるので良さそうだけど,同時にいくつものファイルを操作したりするには不便。そもそもクラウドは信用ならん。

 

ワード,エクセル,パワーポイント,どれも洗練されていて素晴らしいです。

時々ウィンドウがタスクバーの下に潜り込んだり,行間設定が複雑怪奇だったり,データ数が多いと計算ミスしたり,スライドサイズが16:9がデフォルトだったりするけど。

それでもその他のオフィスソフトと比べれば,遙かに使いやすいと思う。

 

ところで,私はATOK2014を入力ソフトにして,WIN10でOffice2019をつかっているんですが,outlookでメール文章を打っていると,途中で勝手に確定されるんです。

これが,もう,耐えられない。

文章の省入力が好きでATOK使っているのに,何度も同じ文章を打つことになるってどうなの?!ってことで,35周年,一太郎2020プラチナを購入しました。

メールソフトを手裏剣にしたいがため,ただそれだけのために・・・。

 

ちなみに一太郎2020プラチナの価格は約31000円。これで3台にインストールできる。ワープロ表計算,プレゼンソフトのほか,グラフィックソフトの花子,メーラーの手裏剣,pdf作成ソフト,辞書ソフト,文章読み上げの詠太,フォント26種類が付いていてこのお値段。国産だし,実用に耐えるのであれば,こちらが良いと思う。これから試していきます。